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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜
官能リレー小説 - ショタ

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ショタなペット【第四部】〜和己のその後〜 11

翌日は金曜日であった。優花と和己は学校が終わると既に用意していた旅行セットを持って4人の娘の部屋へ向かった。
「優奈、沙耶、愛、永子、これから遊園地に行くよ。」
和己がそう言うと4人は目を丸くする。
「え〜これから〜?」
永子はそう言うが
「わ〜やった〜。」
沙耶は飛び上がって喜ぶ。
「良いの?」
優奈は心配そうに言うが、
「ええ、サプライズプレゼントよ。」
と優花が答える。
「……どうやって……行くの?」
愛はいつも通り呟くように言うが、
「私が運転してあげる。」
優花は免許を取得していたのだ。
和己と優花はトランクに荷物を積み込むと
「さあ乗って。」
と4人に言う。和己は助手席に座り、4人は後部座席に乗った。
「ママとお姉ちゃん、それからお義母様にはちゃんと言ってあるから。さあ出発よ。」
「わぁ〜い。」
沙耶は大はしゃぎだ。
「夜のドライブね。」
優奈も笑顔である。
「すぅ…すぅ……」
「……あ、永子寝ちゃった……」
愛はそう呟き、自らも目を閉じた。
6人が乗っているのはクラウンハイブリッド。エコな車が好いと優花が選んだのである(12歳未満の乗車人数は3人で大人2人分と計算されるので、後部座席に優奈、沙耶、愛、永子を乗せても定員オーバーにはならない)。
「皆寝たわね。和己君も寝て良いわよ。」
優花はあまり体力のない和己を気遣うが、
「大丈夫。優花お姉ちゃん、ガム要る?」
と、ミント系のガムを差し出す。
「ありがと。でも下品だからいいわ。」
「ガムがダメならハッカ飴もあるけど?」
「そっちにするわ。悪いけど包み紙取って口に入れてくれる?」
「うん。」
和己は包みを剥し優花の口に飴を入れる。
「ありがと、なんかすっきりしたわ。」
そう言い、優花はラジオをつける。
『……この付近の高速道路では交通に支障となる事故や渋滞の情報は入っていません。』
「この分だと、夜中に着いちゃうわね。」
「うん。」
「サービスエリアの温泉に入って車中泊しようか。いっそハイウェイホテルでも良いわね。」


ハイウェイホテルで一眠りし、再び高速道路を走るクラウンハイブリッド。
暫く走ると優花が
「次のインターで高速から出るわよ。そこからすぐだからね。4人を起こし……あ、その前にもう一回『お姉ちゃん』って呼んで。」
と言う。子供達が起きればお互いに「優花さん」「和己君」と呼び合うのが通例であったためである。
「うん……『優花お姉ちゃんっ』大好き。」
「ありがと。」
優花は「大好き」という和己のアドリブに思い切り赤面した。
「優奈、沙耶、愛、永子、そろそろだから起きな。」

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