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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 100

それが運命の出会いってやつですね…
「始めは香澄ちゃんがこんな家のお嬢様だなんて知らなくて…」
はい…僕もそうでした…
「私なんかがいくらがんばっても、手の届かない人だって知った時には…もう離れられない存在になっていたんです…」
僕だって同じだよ…一般庶民の僕なんかが、こうしてこの家にいること自体が普通では考えられないもんね…

「舞と同じで、私もお嬢様のこと、大好きですよ?」
ソフィアちゃんが言う。
「ソフィアの顔を初めて見たときはビックリしましたよ」
「そりゃそうだよね」
舞ちゃんと一緒に頷き合う。
「ソフィア、何か変なところありますか?」
ソフィアちゃんが困った顔をして首を傾げる。

こんな綺麗な顔を持っていながらに、その自覚が無いなんて、ある意味『罪』ですよね…
まあ案外に、自分のことは自分が1番分かっていないっていうから…仕方ないかもしれないですけど…

「ソフィアちゃんはさ、綺麗とか可愛いって思う人いる?」

「はいぃ〜それは勿論、お嬢様と奥様でぇすぅよぉ〜」

うん、やっぱりそうだよね。
誰が見てもこの母娘は美しいというのか、可愛らしいというのか、見る人を惹きつける魅力があると思う。
それは同性の舞ちゃんやソフィアちゃんとて関係の無いことなのだ。

「…ごめん、トイレってどこかな」
「案内しましょうか」

「あ、教えてくれればいいよ。奥様のお世話、あるでしょ?」
…涼香さんは乳房も露に、今だすーすーと寝息を立てている…
やっぱこの人って…ある意味すごいよな。

「そうですねぇ…お目覚めの時誰もいないと寂しがりますし…
かと言って、客人である柏原さんをお一人でトイレに行かせたとなると、怒られますぅ…」

1人でトイレぐらい…僕だって子供じゃ無いんだから…

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