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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 978

別に今に始まったことじゃない、謝るのなら昔から慣れっこである。それもどうかと思うけどね…
「行ってきますねぇ」
「ごめんね、任せてばかりで」
「ふふっ、またぁ…私にお任せくださいっ」

桜ちゃんはそう言って部屋を出る。

香澄と桜ちゃんたちは、その後、ほぼ同時刻に戻って来るのだった。

「あれっ?…香と樹は?…」
散歩に連れて行ってくれた桜ちゃんの腕の中にも、横の香澄も赤ちゃんは抱いてはいなかった。

「遊戯場で遊んでいますは…もちろんあそこには専門のシッターがいるので心配なさらずに…」
シッターだなんて、早速そういう人を雇ったってことですか…;

「助かりますね」
香澄はソファーに深々と座ってくつろぐ。
ただでさえ負担は大きいから香澄にはゆっくりしてもらいたいのも本音だ。

「そういえば桜ちゃん、今日も私服だね」
「由乃さんが来られたことで私たちメイドの格好も変わるかもしれませんね」

「あれっそうなの?…」
確かついこないだ変わったばかりだったよな…

「ええ、新しい奥様の前で余りブリブリしたものもどうかと…」
「そうかな?…皆似合っていたと思うけど…」
スカートの丈が短くなったのが問題なのかな?…

「私たちは涼香様…前の奥様の管理下で仕事をしていたので、ここでリニューアルを考えて…」
「だけど、由乃さんがいきなりメイドの管理をしろと言われてできるものでもないよね?」
「おっしゃる通りです…私たちも正直戸惑っているので…」

悩む桜ちゃん、しかし香澄は平然としていた。

「桜ちゃん、深く考えなくていいんです」
「ですが…」
「衣装でお仕事するわけではありません、私服で大丈夫ですよ」

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