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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 976

桜ちゃんかぁ
あの時は香に手を焼いていたけど、大丈夫かなぁ?
まあ桜ちゃんは何でもできる子だから特に心配はしてないけど。

香澄はウェア一式を持ってトレーニングジムへと向かった。
娘たちはそれぞれ思い思いの行動。

「匠さん、失礼しますねぇ」
数分もたたないうちに桜ちゃんが部屋にやってくる。

「悪いね、なんか仕事増やしちゃったよね…」
「いえそんなことありませんって…お嬢様のお子様たちの面倒をみるのを仕事だなんて思っていませんから…」
「ほんとに?…」
「はい、本当に喜んでいるんですよ…」

やっぱり桜ちゃんって、めちゃくちゃいい子なんだよなぁ…。

そう言いながら桜ちゃんは元気に部屋の中を這い回る香の遊び相手になる。
しかし香さんは元気というかヤンチャというか、もうすでに香澄の面影を醸し出していますなぁ…

桜ちゃんも手馴れたもので…
泣きやまない香を前にオロオロしていたのとは別人だな。

やっぱり女の子って母性本能があるもんなんだな…
香を抱く姿なんてなかなか様になっているよね。

「桜ちゃんもいいお母さんになりそうだよね。」
「そうですかぁ?…でも私…男の人、匠さんしか知らないし…」
あっ;…そっち?;…

「いずれそういう人だってできるんじゃない?」
「このお屋敷から出ないですから…男の人だってご主人様と匠さんしかいないですし」
まあそれはそうなんだけど…

「まあ、彼氏とか作りたいわけでもないし」
「そうなの?もったいないなぁ」

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