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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 975

「料理と同じで、スポーツに関してもプロ級の人たちに教わってきたんですよ…」
ああ、料理もプロのシェフにみっちり仕込まれたって言っていたよね…

「さすが青山家のお嬢様って訳だぁ…この子たちもゆく末はそうなるのかな…?」
「いえ私は…この子にたちには普通の生活をと…考えているんです…」
「普通?」
「本人が希望すれば習い事でも、クラブチームでも入ってさせてあげたいですけどね」
思っていたより現実的だね。でもそのほうがいいかもしれない。

「樹も香も、私たちが無理にさせるよりノビノビ育てたいんです」
「僕もそれには賛成だよ」
縛りつけることはしたくないもんね。

「私は学校すら行ってませんから、保護者としてどうすればいいかわかりませんけどね…」

香澄なら大丈夫だと思う…
社交性にしたって僕なんかより数段上だもんな…

「この子たちもあっという間に大きくなって、彼氏とか連れて来たりするんだろな…」
「ふふ、もうそんな心配ですかぁ?…匠さんに似た子だったら襲っちゃおうかしらぁ?」
おいおい;…
やっぱり君は涼香さんの娘ですね;…

住み込み働きの父と息子をいっぺんに食べてしまったという涼香さんの逸話を思い出してしまうじゃないか。

「冗談です」
「冗談に聞こえません」
「ふふっ、匠さんも女の子にはオオカミさんですからね〜」

…はい、人のことはもちろん言えませんけどね。

「それじゃあそろそろ行きますね…匠さんもご一緒に行きます?…」
「あっ今日はいいや…せっかくの休みだからのんびりするよ…」
実は昨日のアルコールがまだ抜けきっていない気がしていた;…

「そうですかぁ…それなら娘たちは桜ちゃんにお願いしますね…」

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