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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 961

少しでも多く出そうと、そうしながらも腰を小刻みに振る…
幸い意識を飛ばしたからといって、香澄のナカは緩んではいなかった…

「最高だよ…香澄……」
最後の一滴まで搾り出したところで唇を離す…

微かに香ってくる臭いは、収まりきれなくなった精液がこぼれ出てきたんだろう…

つながったソコをそっと離す。
案の定収まりきらない精子は香澄のナカからドバドバと溢れてきてしまう。
…そんなに大量だったかな?

香澄は意識を飛ばし、スウスウと寝息まで立ててしまった。
僕は香澄を抱き抱え浴室から出る。
自分の部屋とひとつになったバスルームで本当に良かったかもね。

キングサイズのダブルベッドにその身体を横たわす。
疲れているんだろう…香澄はそのまま眠ってしまうようだった…

そんな香澄とは逆に、すっきりした僕は目が冴えてしまっていた…
身体は疲れている筈なんだけど、今日一日いろいろあったお陰で頭は休むどころでは無いようだ;…

香澄との夫婦生活。樹と香の子育て。そしてこれから『家族』になる由乃さん。
いろいろなことが重なる。家でも休む暇はないのかな?
それでも毎日は充実しそうだ。それが楽しみになるし、糧になる。

隣で眠る香澄の身体に毛布を掛ける。
可愛らしい寝顔だ。その頬をそっと撫でる。
香澄も毎日頑張ってるんだよな。

ご苦労様…と、チュッと軽いキスをしてその場を離れる。

今日も弥生さんの離れでは飲み会が行われているんだろうか…?
僕は短パンにTシャツを羽織り、香澄を起こさないようにそっと部屋から出る…

庭に出ると、低い雲が立ち込めているのが夜でも分かった。
吉乃さんといた時は煌めく星が見えていたというのに、変わりやすい天気だ…

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