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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 97


「ん…」
いつの間にか寝てしまったようだ。
…やはり酒を飲むと最終的にこうなる。これは初めて飲んだ成人式後の飲み会からずっとそうだ。

上半身から膝の辺りにかけて、ブランケットが覆っていた。
杏さんか桜ちゃんあたりが親切心を利かせて用意してくれたのだろうか。

部屋の中はあの宴会ムードが一切なくなり、シーンとした空気に包まれていた。
向かい側のソファーでは、僕と同じような格好で涼香さんが眠っていた。

しまった…と思いつつソフィーから身を起こす。
うあ!…ブランケットが床に落ち、その時初めて自分がパンツ一枚だけの姿なのを知った。
服のままだと窮屈だろうと気を使い、誰かが脱がしてくれたのだろうか?…
ってことは涼香さんも下着姿なのか?…
僕はブランケットを腰に巻き、足音を忍ばせながら涼香さんに近づいて行った…
涼香さんは僕が近づいても起きる気配が微塵もなかった。
僕はそーっと、涼香さんの身体を覆うブランケットを引っ張った。
すると…何も身につけていない涼香さんの素肌が視界に入る…
…高校生の娘がいるとは思えないくらい、若々しい肌つやだった…

毎日のようにエステで磨いているのかもしれない…
それでもここまでの輝きをキープするには、並大抵の努力では無いのだろう…

視線は当然ながら形のいい乳房で止まり、その上に突起するピンクの乳首を注視する…
ゴクッ…
生唾を飲み込む音が反響し、僕は思わず口を押さえた。

…涼香さんの身体に見惚れてしまう。
そりゃ、こんな姿見たら啓くんでなくとも興奮するよ…

股間が次第に昂ぶっているのに気づく。
このままではまずいと思い、服を着ようと動く。
…幸い、座っていたソファーの後ろに服は脱ぎ散らかされていた。
…脱がせたの、いったい誰なんだろう。

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