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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 924

「絶対ですよぉ〜!」
「うん、近いうちに必ずね」
澪さんはロビーを去っていく。
…澪さんの水着姿なんて見たらトレーニングどころじゃなくなりそう…別のトレーニングが始まっちゃうんじゃないかな。

まだ時間はあるからお屋敷を散歩してみようかな。
一周ぐるっと回るだけでもいい時間つぶせそうだ。

敷地内だったら何時間も掛かっちゃいそうだけど、屋敷内だけだったら昼飯までに何とかなるだろ…
これから自分が暮らす家だ、ちゃんと見ておきたいもんな…

僕は鏡のように磨かれた大理石の廊下に靴音を響かせ前進する…
この廊下を掃除するだけでも大変なことだ…
メイドちゃんたちにとっては、大変な仕事だよな…

人気のない廊下に僕の足音だけが響く。
これだけ広い敷地で誰にも会わないとちょっと不安も感じるが、みんなそれだけ忙しいということか。
こういう場所でも恋ちゃんが管理している監視カメラが設置されているのだろう。

「匠さん、どうされました?」
声をかけられ振り向くと、ソフィアちゃんがいた。

「ああソフィアちゃん…、」
知った顔を見るとやっぱり安心するね…

「ちょっと屋敷内を探索しようと思ってねぇ」
「きゃっ探検ですかぁ〜!面白そぉですねぇ〜」
いや“探検”じゃなくて“探索”って言ったんだけど;…

「是非私もお供させてくださいなぁ〜」
“お供”するって;…僕は桃太郎じゃないんだから;…

「ソフィアちゃんでも知らない部屋なんてあるの?」
「ここは広過ぎますから、私も入ったことのない部屋もたくさんあります」
メイドでも知らない部屋ってなんなんだろう。

「ソフィアちゃん、私服似合ってるね。可愛いよ」
「ありがとうございます」

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