そんなこと言われたら、毎日でも通いたくなる…
澪さんの、男の身体のツボを知り尽くしたあのマッサージは最高だもんな；…
あの時の体験で僕は、男の性感帯だって股間周りや乳首だけじゃないんだと、身を持って知ったんだもんね。

「匠さんでしたら、夜中だろうと明け方だろうといつでもOKですからね。遠慮なさらずにいつでも…」　
「ありがとう…、近いうちにそうさせて貰うよ…」
まあぁこないだみたいなことにならなかったとしても、普通にマッサージを受けるだけでも天国だろうからね。

「ふふっ、約束ですよ〜」
「もちろん」
その時には絶対澪さんを指名しますからね。

「そういえば今日は花咲夢乃さんがいらしているんですよね？」
「うん、綺麗な人だったよ」
「匠さんお会いしたんですね〜…羨ましいなぁ」

「ここで暮らすことになったら、彼女だって澪さんのところに行くんじゃないのかな？…」
自分の家に専用のマッサージ師さんが24時間常駐しているなんて、利用しない手はないもんね…

「うわぁそうですかねぇ？…そんなこと言われたら、今から緊張しちゃいますよぉ〜」
「へぇ〜澪さんもそんなに花咲夢乃のファンだったんだぁね。」
「ファンというよりは…人気女優がここで暮らす上にもし毎日マッサージに来るって考えたら緊張しますよ」
「澪さんでも緊張しますか」
「当然ですよ〜」

可愛らしい人だ。
それでいてアレの時には激しく乱れる…そのギャップとたまらない。

「私、インストラクターもしてますから、匠さんも身体鍛えたくなったら是非」

ああそうだった…
プールには一度だけ行ったけど、あの時は泳ぐどころじゃなかったもんな；…

「うん、澪さんの顔を見に必ず行くよ…」
こうして偶然に会うことを待っていたら、この広い屋敷では何年も会わず仕舞いってことに成りかねないもんね…