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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 919

そういうこと?…と思いながらも、純ちゃんの行動範囲を考えるとそれは間違いなくそうだと思えてくる…

「元々アイツと涼香は付き合っていたからな…それを奪う形で一緒になったのは私の方だ…」
「涼香さんやその人のことを…恨んではいらっしゃらないのですか?…」
「ああ…そもそも涼香とは夫婦関係は無かった…多分あんなことが起きなかったとしても、離婚は時間の問題だった筈だ…」

「そうだったんですか…」
由乃さんに動揺の色は見えない。
泰然と構え出されたお茶を一口飲む。

和彦さんは香澄のほうを見て
「この子はその彼と涼香の間に生まれた子なんだ。私とは血のつながりがないのによくもまあ反抗せずについてきてくれたものだ」
「お父様ったらぁ」

…あの家出は最初で最後の反抗でいいのかなぁ。それとも香澄にとっては和彦さんではなく、涼香さんに対してのものだったのかな?

まあ香澄のあの家出があったからこそ、僕は今ここにこうしているんだもんな…
それを思うと、香澄の家出は僕にとっても、人生の大きな岐路になったんだと思う…

「和彦さんと香澄さんに血の繋がりは無いことは、前に和彦さんからお聞きして知っていたんですけど…まさか涼香さんの駆け落ちのお相手が、香澄さんの実のお父様だなんてことは…初めて知りました…」

「私も初めて知った時はかなりショックを受けたんです…しかも腹違いの兄までいたんですもの…」

「腹違いのお兄さんが?」
「ええ、私と変わらない年齢の…離婚した前の奥様だと聞いていますが…」
それが啓くんだ。
その腹違いの彼が由乃さんのお相手役だとしたら…なんて人間関係は狭いものかと…

「皆さんいろいろな苦労をなさってきたんですね…」

苦労か…
そうは思ってはいないけど、僕だって本当の親父が親父ではないかもしれないと思った時は、それなりにショックを受けたよな…

「これからは香澄たち一家もこの家に一緒に暮らすことになった訳だし、青山家にとっては第2のスタートだと私は思っているんだ…」
和彦さんはそれぞれの顔を見ながら言う…

「はい。ご迷惑を掛けるかもしれませんが、僕も精一杯頑張ります。」
新に始まる生活に僕の気持ちは高まる…

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