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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 912

…休みの日くらい普通のゆったりしたパンツがはきたいんだけど、それを許してくれる人がいないってのはなんだかなぁ。

「それじゃ行きますか」
「楽しみですねぇ」
いよいよ花咲夢乃さんとご対面かぁ。あの当時からしたら信じられないよなぁ。

「お嬢様、もう準備はできてますよ」
先に出迎えに行っていた桜ちゃんがやってきた。

昨日は気づかなかったけど、知ってしまうと短いスカートの丈が気になってしまう…
絶対見せてもいいパンツなんだろうけど、それでもやっぱりパンツはパンツだもんね;…

「ご主人様がお嬢様と匠さんを紹介したいからって、呼んでおられます…」
「あらそうなの?…部屋で待っていようかとも思っていたけど、それでは行きますかね…」

香澄が先頭に立ってその部屋に向かう。
僕はその隣に並び、後から私服姿の蘭ちゃんと恋ちゃん、さらに桜ちゃんが続く。

「失礼します」
堂々、そして礼儀正しくお辞儀する香澄。
なんだかんだでもよく教育されたお嬢様だ。感心してしまう。

「初めまして。和彦さんの娘さんのご夫婦なんですね」
あの頃の若さを保ちながら、淑女の雰囲気も兼ね備えた憧れの人が、その目の前にいた。

うぁマジに花咲夢乃だよ;…緊張のあまり脇の下に汗が流れる;…

「お会い出来て感激です…それに今回のこと…とても嬉しく思っているんですよ…」
香澄さん…とても良く出来たご挨拶で…

「まあよかったぁ!…実は突然こんな派手な女が現れて、さぞかし嫌な思いをしているじゃないかとハラハラしていたのよ…」

派手?いや、全然違う。
メイクなんてほとんどしてない、スッピンに見えるんだけど。
それでも透明感があって、さすが女優というオーラを醸し出している。
そしてあの頃のグラビアの雰囲気だって…

「夢乃さんが私たちの新しい家族になると聞いて、私たちもうれしく思っているんです」
「ありがとう…温かく迎え入れてくれて本当にうれしく思うわ。それと…夢乃は芸名で、本当は由乃っていうんだけど…」

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