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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 908

他人同士の親子…非常に複雑な縁が絡んでの同居生活。
違和感がものすごくあるけど、そこを乗り越えてうまくやっていくことが大事なのだ。

「そろそろ来られるんじゃないですかね」
僕らにお茶を出してくれた萌ちゃんが言う。
「お出迎えはいいの?」
「あまりやり過ぎると驚かれるでしょうし」

確かにそうだ…
こんな美少女が勢揃いしたら、誰だってビックリしちゃうだろう…

「とりあえず私と匠さんは、お父様に呼ばれるまで部屋で待機してますか…」
「ああ…それがいいかもしれないな…」
いよいよかと思うと少し緊張するよな;…

「萌ー、花咲さん来たみたいだよー」
「ああ、ホントですかぁ恋ちゃん」

部屋に入ってきたのは青山家のデータセンター長?の恋ちゃん。
そういえば久しぶりに会うなぁ。

「匠さんお嬢様お久しぶりです」
「うん、ホントだね」
「で、恋ちゃん。もう到着なされたの?」
「ん、杏さんの車のGPSを確認したんだ」

あっ、いないと思っていたら…杏さんはお迎えに行っていたんだね…

「それじゃあ、お父様もご一緒なのかしら?…」
そういえば和彦さんは夕べ帰って来なかったよな…

「ええ…ご主人様は夕べ、北京から直接花咲さんのお宅に向かったようですね…」

「向こうの実家に行った、ってことは」
「彼女のご両親に挨拶したということでしょうね」

…海外での仕事をこなしてこの行動力。
和彦さんの本気がうかがい知れるかもしれない。

「お嬢様と匠さんもここにお住まいになるわけですから、新しい家族といっても良いでしょう」

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