ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 905
「うぁ?!花咲夢乃がぁ!」
僕は驚きの余り弥生さんに詰め寄っていた…
「クスッ…ファンだったものね…あのポスターの下で愛し合ったのが懐かしいはぁ…」
そう丁度あの頃…僕は雑誌に着いていた花咲夢乃の水着のポスターを天井に貼ったんだ…
「その花咲夢乃さんが匠くんの義理のお母さんになるなんて…なんだか感慨深いはぁね…」
弥生さんはにっこりと笑い、僕のソコをチョンチョンと突いてきた…
「い、いや、あの」
まさかソコを突かれるとは思わず身を竦める。
「和彦さんとは、もうそんな話まで…」
「あくまで噂ね」
「はぁ…」
でも、今日この後花咲夢乃がここにやってくるのか。
楽しみのような、不安のような、複雑な思いが渦巻く。
「それじゃ、後ろ髪を引かれる思いだけど…行くはね…」
弥生さんは僕の双玉を手の平に乗せ転がす…
「そうやって昔も散々弄られましたよね;…」
二人の時は絶えず触られていたもんな…
「匠くんの変わって無くて驚いちゃった…、色も形も10年前と同じなんだもの…」
色や形って;…10年も経っているんだから少しは成長していませんかね?;…
…きっと変わらず若さは保っているってことなんだな、ソコだけは。
シャワーのお湯を止め、僕も浴室を出た。
服を着てリビングに戻ると香澄が茜ちゃんと一緒に朝食の準備中。
ああ、香澄もできる子になったんだな、と思う。
「おはようございます、匠さん♪」
「ああ、おはよう」
夕べのことがあるからやっぱり照れる;…
香澄はともかくとしても茜ちゃんに見せちゃったんだもんな;
「大丈夫ですか?…昨晩はかなり飲んでいらしたみたいですけど…」
はい…反省しています;…
「ぐっすり寝たからその点は心配いらないよ…、それよりも迷惑掛けたんじゃない?…」