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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 891

もう僕の出る幕は無いようだね…
テーブルに戻り食後のデザートを食べていると、隣の席に純ちゃんがやって来た。

「改めてお久しぶりです;!」
「ああそうだねぇ、どうしているかと気にはなっていたんだよ…」

「まあ順調ということにしてください。ネタに困ったときはここに遊びに来ますから」
「頑張ってね」
「可愛い赤ん坊を見れば現実から逃れることができます」
…いやいやそれじゃダメでしょ。

「純さんの漫画すごい人気ですよ。この前本屋に行ったら山積みになってましたもん」

「やだぁ、それはたまたまその本屋だけが、私のファンなだけだぁよ…」
それでもファンが着いたなんてめでたいことじゃないかぁ…

「ううんそんなご謙遜をぉ〜…何でも今度実写化されるんでしょ?…」
うわぁ!…そうなの?

「実写化って言っても深夜枠だよぉ…」
ホントなのかよ?!…

純ちゃんの作品が人気、話題になっているのは風の噂で知ってはいたけど、まさか実写ドラマ化されるなんて…

「純さんも売れっ子ってことですね」
「やだなぁ、そんな大袈裟なぁ」
「よっ、大先生!」
「やめろよ〜、舞ぃ」
そうは言うもののものすごく嬉しそうだよ、純ちゃん。

夢が叶ったんだもんな…それゃあそうだろうよ…
「売れっこ先生ともなると、毎日忙しいんだろう?…」

「まあアシスタントさんたちもいるんで、一人でコツコツとやっていた生活とは全然違いますね…」
「へぇ〜アシスタントを雇ってるだなんて、純ちゃんもすっかり偉くなったんだな…」

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