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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 889

「おっ、椿ちゃん久しぶりだねぇ…」
僕は腕を伸ばし、椿ちゃんの髪をクシャクシャと掻き回す…

「もおぉ匠さんったらぁ、何時までも子供扱いはぁやめてくだぁさいぃよぉ…」
頬を膨らます椿ちゃんではあるが、なんだかどこか嬉しそうに見えるのは気のせいかな?…

子供扱いはしているつもりはないけど、いつ見ても可愛いんだもの、僕にとっては妹のような存在だ。

「椿ちゃん、髪の感じちょっと変わったね」
「昨日切ってもらって、初めてウェーブかけてもらったの」
「へぇ、よく似あうよ」

北欧系の顔立ちの椿ちゃんには、こういう華やかな髪型が本当によく似合っていた。
あと何年か経ったら、椿ちゃんは絶対にいい女になるだろうね…

「目鼻立ちがくっきりしてて、ホント羨ましいはぁ…」
そういう桜ちゃんは、純和風美人だもんね…
僕はどちらかというとそっちの方が好きだけど…

メイド軍団はさまざまな顔触れだが、誰にも似合っていて可愛らしい。

香澄は香にご飯を食べさせている。
弥生さんのおかげですっかりおとなしくなった香。
香澄も安心したような顔だ。

「可愛いですね」
椿ちゃんが隣で言う。
ならば、よりおとなしい樹でやってみるかな?

少しは父親らしいところをこの子たちにも見せなきゃ立場無いもんな;,
僕は樹の元に行き、その小さな身体をそっと抱き上げる。

「そうやっていても、お父さんって感じ全然しませんね…」
誰だよ;そういうことを言うのは;…

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