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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 888

そんな弥生さんに、香澄も桜ちゃんも他のメイドちゃんたちも一斉に驚きの顔を向ける。
さすが椿ちゃんを女手ひとつで育てた母親の貫禄。

「椿も昔はこんな感じだったわ」
「弥生さん…すごいです」
香澄は香をもう一度抱きながら、ソファに座りなおす。

「よかったらお食事なさって…お子様たちの面倒は私に任せて…」 
「でも私が母親だし…」
 「そんなに気負はなくても大丈夫…この子たちだってお嬢様が母親だってことはちゃんと分かってるは…」
弥生さんの言う通り、香は幸せそうに目を閉じている。

「さあお母さんは体力着けて、二人分のお乳を出さなくちゃですよ!」

そう言って弥生さんとソフィアちゃんが香澄の前に食事のお皿をずらりと並べる。
品目も多ければその量もなかなか。

「…香澄の、なんか多くないですか?」
「2人分の栄養ですからね〜」
「ふふ、皆さんのご厚意にはホントに感謝してますよ〜」

元々大食らいの香澄のことだ、何やかんや言ってもこのぐらい朝飯前かもしれないよな…

「それじゃあ僕たちも頂こうよ…弥生さんがこんなに作ってくれたんだからね…」
僕がこう言わないと、皆なかなかテーブルには着けないもんな…

「ホントにいいんですかぁ?…私たちまでお相伴に預かって…」

桜ちゃん筆頭に、メイド軍団は申し訳なさそうな顔をする。
夕食のメニューを乗せたお皿は当然彼女たちの前にも並べられる。

「みんなうちの家族ですもの、一緒に食べるのが当然でしょう!」
香澄は声高らかに言う。
それは僕とて同じだ。みんなで食べたほうが楽しい。

「ありがとうございますお嬢様…!」
桜ちゃんが頭を下げる。
周りの子達も感極まった様子。

忠実なメイドちゃんたち、これくらい毎日やったって…
…あれ、椿ちゃんがいつの間にか隣に。

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