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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 887

「あっいえ;…僕はこれからですよ…」
全てを知られている弥生さんにそう言われると、やっぱり照れる…

「いいのよ何時からだろうと…匠くんがそういう気持ちになれたことが重要だは…」
嬉しそうに目を細める弥生さん…
この家の誰よりも、弥生さんに誉めてもらえることは嬉しい…

僕と香澄が見ている前で夕飯の準備が続く。
本当なら手伝うべきなんだろうけどエリカちゃんから

「匠さんはゆっくりしててください」
と言われたので引き下がった。

それにしてもどこから出てきたのか食事専用のテーブルなんかも用意される。
やっぱり一般人の感覚と違うと思い知らされるな。

真新しいテーブルクロスが敷かれると、目にも美味そうな色とりどりの料理が並べられていく…
やっぱり弥生さんは大したもんだ…
僕はまだ眠っている樹を自分の腕に抱きながら、その光景を今は遅しと眺めていた…

「さあ準備出来ましたよ〜、匠さんもテーブルに着いて下さいねぇ。」
あれぇ桜ちゃん…いつの間に…

いつの間にか現れるとは、さすが青山家に仕えるメイド軍団筆頭。
香澄との絆は一番だけに真っ先に飛んでくる、のは控えていたのかなぁ。

「桜ちゃん、香澄の隣に行く?」
「いえ、ここは匠さんとお嬢様が」
香澄は元気いっぱいな香に手を焼いている様子。

その香を香澄から受け取る桜ちゃんであるが、やっぱりその元気ぶりには手を焼いてしまう様子…
いくらメイドちゃんたちを束ねることが出来るからといって、元気な香にはそれは通じないようだ…

「まあぁまあぁ…そんな抱き方じゃ駄目よ…」
桜ちゃんの手から香を抱き抱える弥生さん…
驚くことに香は、弥生さんの腕の中ですっかりとおとなしくなった…

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