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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 885

そういえば、僕と香澄二人の為に作られた部屋もあるって言っていたよな…
それってやっぱり…そういうコトをする為の部屋ってことなんだろうか?

確か涼香さんにも、専用のそういう部屋があるって前に聞いたよな…
そこで啓くんは涼香さんに可愛がられていたんだもんな…

まあさっきは勢いも半分でしちゃったけど、僕にはここだけで十分だと思うなぁ。
ここにいるだけでも和彦さんから一軒家をプレゼントされた気分だからね。

それに、そこにいることが他の人に知られているってことは、ねぇ。

僕が風呂から出てくると部屋にはエリカちゃんとソフィアちゃんがいる。
言ったらすぐに来るってのもなんだかすごい。しかも手際もいいし。

こんなに大きい椅子やテーブルを二人だけでセッティングしたのにも驚く…
見た目に寄らず案外力持ちだったりするんだね…

「お上がりですかぁ?…替えのお洋服、ご準備いたしましょうか?…」
まさか二人がいるとは思っていなかった僕は、腰にタオルを巻いただけの姿で出て来ちゃったからね;…

「あー、別にいいよ」
ここで暮らすことになったら家にある箪笥の中の服をまとめて持ってくる必要がありそうだな。
今は替えがないからとりあえずは。

「夕飯はみんなでここで食べない?」
「はい、お嬢様からもそれを提案されまして」
「本当に嬉しいことです」

「そう言って貰えると嬉しいよ…僕もこの家の一員になる訳だからさ…」
「やですはぁ…そんなの当たり前ですよ…、匠さんはこの家のご主人様になるお方なんですもの…」

ご主人様?…
そう言われてみると、和彦さんの次の主人は僕ってことになる訳なのか…

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