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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 861

服の上からじゃ分からない見事な筋肉は、一緒に風呂に入った時に見せてもらったからね。
やっぱりこんな身体を持っていたんじゃ、そっちの方もかなり旺盛なんだろう…
花咲夢乃も、和彦さんのそんな部分にも引かれたのかもしれないよな…

「ん…どうした?、匠くんも私と彼女のことが気になっているのか?…」
聞こうと思っていたことを、和彦さんの方から先に切り出されてしまう;

「それは、そうですけど、本当のところはどうなのかと…」
「まったくの嘘だったらこんなに穏やかではいられないだろう?」
「ということは…」

「ああ、真剣なお付き合いをさせてもらっている…私も、彼女もだ」
和彦さんは穏やかな笑顔でそう言った。

よかった‥
それを聞いて僕は本当に嬉しかった。
いろいろあった和彦さんには、やっぱり幸せになって欲しい…

「おめでとうございますぅ!なんだか感激です!!」
僕は気持ちが高揚し、思わず和彦さんの手を取り握手してしまう…

「ははは、そんな興奮することないだろう」
「和彦さん、この短期間でいろいろありましたから…」
「それもまた人生さ。生きていれば良いことと悪いことは交互にやってくる…これからが大事なんだ」
和彦さんは泰然として言う。
さすが企業のリーダーたる人だ。

「匠くんも彼女と会う機会があるだろう」
「本当ですか?」

「聞いた話しだと、匠くんは若かりし時の彼女のファンだったそうだな…」
誰だよぉ;そんなこと和彦さんに言ったのはぁ;…

「あっ、今でも素敵な女性だと思っています…」
まあ気になる存在であるのは嘘じゃないよね…

「彼女に会ったら同じことを言ってくれ、君に会うのを楽しみにしていたからな…」
「ぅえっ?…花咲夢乃が僕のことを知っているんですかぁ!?」

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