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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 831

そんなことを言われたもんだから、そわそわと落ちた着かない時間を過ごす…
まあ思ったよりもマスコミ連中が引き上げる時間が早かったのでクライアント周りしてもよかったんだけど、飲みにでも誘われたらせっかくの沙織ちゃんからの誘いを断らなくちゃいけないからね;…

「沙織ちゃん、今朝提出くれた商品…具体的に話しが進みそうだは…」
沙織ちゃんに向かい声を掛ける夏子さんの声が聞こえてきた。

「よかったぁ〜!徹夜した甲斐がありましぃたぁ〜」
「後は機能的にどうか検討してちょうだいね。男の人がどんな状態の時でも心地よくいられるかが、今回の鍵ですからね…」

「はいっ、了解でぇすっ!!」
夏子さんに向かってビシッと敬礼する沙織ちゃん。
オンオフの切り替えができて、時々こんなお調子者なところも垣間見えて、ホントに魅力的ないい子だなと思う。
天真爛漫さは香澄とも被る…??

…さっきから沙織ちゃんを香澄と重ねて見てしまうのはなぜなのかな。
そろそろ退院が近いとは聞いているけど、それだけ帰りを心待ちにしているってことかな。


…定時のチャイムが鳴ると、今日は皆帰り支度を始める。

そんな中で沙織ちゃんだけは例のパンツを広げ、今だデスクに着いていた。
「あれ?どうしたの?」

「これの機能性ですよぉ〜男の人がどんな状態でも気持ちよく掃いていられるか、検証しなくちゃいけなくてぇ…」
ああそんなこと夏子さんに言われていたよな…
やっぱり沙織ちゃんって真面目な子なんだね。

「それじゃ残業?….」
「いえ、匠さんが協力してくれるなら家に持ち帰ろうかと…」

「僕が…?」
「ええ…匠さんがいれば、残業しなくても済みます。どうせなら、今夜はお泊りしてもかまいませんよ」
「あ、ああ…」

…ここ最近立て続け、同僚の女の子の家に。
なんだって急にこんなことに。
だが、お昼のこともあったし、断るわけには行かない。

「わかったよ、今日だけでいいんだね?」
「はい!ありがとうございます!」

香澄が退院してきたらこうもいかないだろうし、"今だけ"と思うと貴重な時間にも思えた…
まあ美伶ちゃんや葉月ちゃんとのことはともかくとして;、今回のことは仕事と言えば仕事だから、香澄も許してくれるよな;…
そう信じて僕は、沙織ちゃんに連れていかれるようにして彼女の家に向かった;

「狭いでしょ…まさかお客さんが来るとは思ってもいなかったから散らかしたまんまで…」
床に散乱した男もんのパンツを拾い集める沙織ちゃん…
昨晩はこれと格闘していたんだから仕方ないよね…;

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