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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 829

「社長は出社するんですかね?…」
沙織ちゃんが例のサンプル品を差し出すもんだから、僕は仕方なくワイシャツを脱ぎながら言う…

「そうね…あのお屋敷ならガードも固いでしょうから、出ては来ないかもしれないはね…」
夏子さんは服を脱ぐ僕を手伝うように、カチャカチャとベルトを外していく;…

結局僕はモデルとして何タイプもの試作品を穿かされる羽目になる。
ここ最近はそれもなかったからちょっと恥ずかしかったな…

「こんなもんでいいかなぁと」
「沙織ちゃん、後でデータ頂戴ね」
パソコンに向かう沙織ちゃんに夏子さんが指示する。

沙織ちゃんはあちこち見回して不思議そうにしている。

「沙織、今日はどうしたのよ」
「…なんでもないですっ。なんか美玲さんも葉月も活き活きしてるなぁっておもっただけでっ」

PC画面を見詰めながら、明らかに2人はギクッと肩を動かした…

「そ、そう?…そんなことも無いと思うけど…;」
「そうだよ;…沙織がそう思うのは、多分久しぶりに匠さんの画像が増えたからだと思うよぉ‥」

なんだよ葉月ちゃん;…僕のそんな写真ストックしとかないでよ;…

「ふーん…そうなんだ…」
沙織ちゃんがジト目で2人を見ている。こういうときってなんか不気味だ。

「葉月ちゃんもデータは社内利用だけにしてよぉ。個人的に保存するために匠くんに脱いでもらったりしたら」
「そそそ、そんなわけががが」
夏子さんが指摘…何を慌ててるんですか葉月ちゃん。
…あ、沙織ちゃんが僕を見てる…

葉月ちゃんばかり見てたから、何か怪しまれたかな?…
てか、まさかもう勘づいているってことは無いよね?;

「さ、沙織ちゃん…今日昼飯一緒にどう?…」
二人になって、上手くごまかさないといけないからな…

「もちろんいいですよぉお、私も匠さんに聞きたいこと…ありますからねぇ!…」

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