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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 827

「これ、穿き変えます?…」
片手に男物のパンツを持ってその格好って…めちゃくちゃエロく見えるんですけど;…

「あっサンキュー…、それじゃ遠慮なくそうさせて貰うよ…」
やっぱり当然葉月ちゃんの家にも、男物のパンツが沢山ある訳ですね;…
でも葉月ちゃんが会社で扱っている商品を知らない男だったら、絶対に驚くだろうな…

「データ収集のために製品はいっぱいありますから、遠慮なく言ってくださいね」
「うん…」
…こういう仕事じゃないと怪しまれるんじゃないかな。

お互いに着替えて、しばらくして出社。
僕は葉月ちゃんに言われた通り裏の通用門からオフィスに入る。

「マスコミの人すごかったよね。匠さんは大丈夫だった?…」
入るなり美玲ちゃんが寄ってきた。

葉月ちゃんの言っていた通りって訳か…
今頃葉月ちゃんはそんな中にいると思うと、僕が正面入口から入ってこればよかったかな?…

「僕は裏門から入って来たからそんな騒ぎは見てないよ…そんなに凄いの?…」

「門の前から張り込んでたり、正門の前の道路はマスコミの車でびっしりだった。私たち全然関係ないのにマイク向けようとする記者もいたんだよ…」
美玲ちゃんはやれやれという感じで肩を落としため息をつく。
朝っぱらから大変だ。

「社長は正門から入ってくるわけがないのに…」

「うわぁ〜大変でしたぁ〜」
そこに葉月ちゃんが現れる。
やはりその騒ぎに巻き込まれたみたいで。

「そう言ってる割に…葉月、何か嬉しそうじゃない?…」
美玲ちゃん;…貴女って結構“勘”が鋭いところがあるんですね;…

「ふふ…そぉんなことぉありませんってぇえ〜」
葉月ちゃん;…その解りやすい態度、止めてくださいよ;…

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