ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 820
「あんまり見ないでほしいかな…」
大量に出した後だし、逆に普段からあんなに大きくしているわけでもないし…説明のしづらいことだね。
僕は葉月ちゃんの手を離し、1人浴室に入りシャワーを浴びる。
なんとも言えないほど心地よい気分だ。
皮を剥き、ソノ中まで丹念に洗う。
“今日はご苦労だったね…”
思わずそんな声をかけたくもなる;
まあすっかりと縮み込んだソレは、普段以上に小さくなってはいた;…
これじゃ葉月ちゃんが驚くのも無理も無いよな;…
やっぱり男としてこれは余りにも情けなく、僕は少しでも大きく見えるよう軽く扱いた…
「ふぅ」
軽くシャワーを浴びてすっきりして浴室を出る。
「すっきりしました?」
「ありがとう、葉月ちゃん」
葉月ちゃんはベッドの上で、毛布を被って横になっていた。
「狭いかもしれませんけど…匠さんも一緒に…」
「あっ、ああ…」
やっぱりことが終わったんだから、一緒に寝るのが普通だよね…
そう分かっていながらになんだか照れてしまう…
僕は床に落ちているパンツを拾い上げ、葉月ちゃんにソコが見えないように慌てて上に上げた…
「ふふ、遠慮しないでくださいね」
「遠慮なんてしてないさ…」
でも、いざ葉月ちゃんのベッドで、って聞くと身構えちゃうんだよな。
「一晩だけでも、恋人の気分を味わえるなら」
「そうだね…」
葉月ちゃんが毛布を上げ、僕を誘う。