ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 819
「それは夏子さんに誘って貰ったからなんです。お茶くみとコーピーばかりの毎日だった私に、同情してくれたんですよね…」
やっぱり他の部署の女の子って、まだまだそういう扱いを受けているんだな…
「それじゃあ、夏子さんは葉月ちゃんにとっては恩人って訳なんだな…」
「はぁい。今の部署に移っていなかったら、匠さんに出会う前に辞めていたかもしれませんからねぇ!」
葉月ちゃんはかわいい顔でニッコリと微笑んだ。
いい笑顔だ。
そんな笑顔を引き出させた夏子さんに感謝しないといけないな。
「私、シャワー浴びてきます」
「うん」
「匠さん…今夜は家で過ごしていってください」
「いいの?」
「そのほうが私も嬉しいです」
ベッドから起き上がり、笑顔で振り向いてそう言う葉月ちゃんはそのまま浴室に向かった。
葉月ちゃんがいなくなったところで、僕はソコをティッシュで拭う…
締め付けが強かったせいか、小さくなったソレは幾分か赤くなっている気もしないでも無い;
でも…気持ちよかったよな…
あの締め付けに慣れてしまったら、香澄のじゃ物足りなくなりそうで怖い気もする…
香澄は子供を産んだんだもんな…
ただでさえ出産した女性のソコは緩くなるっていうのに、香澄は二人も産んだ訳だし…ちょっと不安にもなるよな…
しかし僕の一番愛する人は香澄なのであって…そういうことは意ってはいけないんだと思う。
それに、アンナさんは…思っていたほどそうではなかったんだから…
「匠さん」
「ん?」
「匠さんもよろしければ、使います?」
バスタオルを巻きつけた葉月ちゃんが立っている。
「ああ、ありがとう…そうさせて貰うよ…」
明日の朝に使わせて貰おうかと思っていたけど、葉月ちゃんの横で寝るなら…変な臭いは消し去りたいもんね;…
僕はブラブラさせながら、葉月ちゃんの前を通り過ぎる…
「なんかさっき見たのとは全然違うんですね…ちょっとビックリです…」
葉月ちゃんは僕の腕を掴みながら、感心したように僕のソコを覗き込んでくる…