ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 818
「ダメなんですぅ!もぉだめですぅ!!」
葉月ちゃんは葉月ちゃんで、僕の与える快感に耐えられず悲鳴を上げ訴える。
もう、お互いに限界が近いんだ…
「葉月ちゃん…!」
「ああっ!ああっ、イッ、いぃっ!!!」
葉月ちゃんの身体がガクンと震え、僕もその瞬間、熱いものが立ち昇る感覚に襲われる。
「うっ!」
多分イッたのは、僕の方が早かったと思う;…
それでも僕が爆発させたすぐ後に、葉月ちゃんも身体をのけ反らし、ヒクヒクと痙攣を繰り返した…
まあ先にイッたとはいえ、何とか役目は果たせたよね…?
僕は安堵しながらも残精感が残らないように、ぐったりとした葉月ちゃんに向かい腰を振り続けた…
気を失い、反応のない葉月ちゃんの中に、僕の証を放出する。
その締め付けのせいでいつもよりもたっぷりと出たような気がする。
「あぁ…」
しばらくすると葉月ちゃんが目覚める。
「大丈夫?」
「はい…匠さんが、あったかくて、気持ちよくて…よかったです」
これって男にとっては、何よりもの誉め言葉だよね…
「葉月ちゃんがそう思えたならよかったよ…少しでもいい想い出になれればいいんだけど…」
僕はティシュボックスに手を伸ばしながら言った…
「もちろんいい想い出になりますよぉ〜。こんな気持ちいいならぁもっと早くにお願いするんだったなぁ〜」
遅かれ早かれ、僕に初めてを捧げるつもりだったのだろうか。
葉月ちゃんは僕に最高の笑顔を見せてくれた。
「葉月ちゃんくらいの子なら、男から絶対モテると思うんだけどなぁ」
「それが、昔は全然男の人に興味がなくて」
「じゃあ、今の職場に入ったきっかけは何なの?」