ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 814
恥ずかしそうに小声で、でも僕に健気に微笑みかける葉月ちゃんは、実に魅力的で愛おしく感じた。
「本当に?」
「はい…匠さんが、初めての、男の人です…」
伏目がちにそう言う葉月ちゃんを今すぐにでも抱きしめ、愛してあげたい気持ちを、何とか抑える。
「僕なんかでいいの?」
「私は、匠さんと…」
「酔った勢いじゃないよね?…」
「はい…匠さんが入社して来た時から…私の初めては匠さんにって…決めていたんです…」
葉月ちゃんは僕の眼を真直ぐに見上げ、今まで見たことのないような真剣な表情で応えてくれる…
「あ、ありがとう;…そう言って貰えると…嬉しいよ。」
増々のプレッシャーを感じながら、僕はハニカムしかなかった;
これからますます男として奮起せねば、頑張らねばと自分に言い聞かす。
葉月ちゃんがそこまで僕を思ってくれているとは正直知らなかったからな…
「どれどれ」
葉月ちゃんの両足を広げ、ゆっくりと濡れた其処の表面を指でなぞってみる。
「あ…あぁ…!!」
また足を閉じそうになる葉月ちゃん、それをぐいっと押さえて指を動かし続ける。
次第に指腹に当たる突起が硬さを増してくる…
葉月ちゃんは頬をほんのりと赤く染めながら、其所を僕が弄りやすいように腰を浮かしてくれる…
それに応えるようにして、僕はその一点を執拗に攻め立てる…
「ぁぁ〜ん…あ、あっ…気持ちいぃ…です;…」
その言葉が合図かのごとく、僕は其の突起に唇を寄せていった…
「あっ、あっ…あぁ…あぁ〜っ…」
ベッドのシーツをキュッと掴んで、葉月ちゃんは僕の繰り返す愛撫に甘い声を上げる。
「ああ、そんなぁ…っ!!」
舌でその突起を突き、刺激を与えるとたまらず腰を浮かせる。
其処からは愛液がジワリとあふれ出してくる。
「あ、ああ、だめ…それ、っ、おかしく…うっ!!!」
葉月ちゃんの身体がピンと硬直した後、びくびくと軽く痙攣して、ぐったりベッドに崩れ落ちる。