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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 781

「へぇ〜それって手作り弁当ってやつですかぁ〜?…」
なんだよコイツ…やけに嬉しそうな顔しやがってよ;

「ま、まあそんなもんだ…一緒に食うか?…」
弱みを握られた以上、こう言うしかないよな;…

「いいんですか!?…めちゃ嬉しいです!」

まったく、僕より体格いいくせにこういうときは子供のような顔するんだから、突き放せないよな。

「お湯沸かして、インスタントのスープか味噌汁を用意してくれ」
「わかりました〜」

幸い、僕が食べる用にか弁当はかなり多めに作ってあった。
美玲ちゃんがよく食べる子なのか、それとも気合いを入れ過ぎたのだろうか。

まあどちらにしてもありがたい…感謝しながら蓋を開ける…

"な、なんだよコレ…:"。

咄嗟に蓋を閉めるが時既に遅く、恭介に見られた後だった…
「へぇ〜ハートマークだんなんてお兄さんも隅におけませんねぇ〜、そういえば夕べ、帰って来なかったって梓から聞きましたけどぉ…」

悪あがきで弁当の蓋を閉じるのは男としての性か…

「そうだけど、お前には関係ないだろ」
恭介はニヤつきながらコンロの前に立つ。
「いえ、お兄さんってそういうことするタイプじゃなさそうだと思ったので。僕だって梓と…他の女の子とでもありましたから、強くは言えませんよ」

他の女の子って栞じゃないかよ;…
嫁にする相手の姉貴とヤっちまうお前と、一緒にして欲しくはないんですがね…
まああれは栞の方が迫ったみたいだし、多めには見てやるけど…

「僕も男だから、いろいろと付き合いもあるんだ…」
なんだか苦しい言い訳でしか無いな;…

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