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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 780

…おや、誰からだろう。
カバンは置きっ放しだったしマナーモードにしていたから全く気づかなかった。

メールを開く。
『昨日はお疲れ様。匠くんは大仕事をやってくれたよ!私たちもますます頑張らないと。今日はゆっくり休んでね』
…夏子さんからだった。

ゆかりさんには連絡を入れたものの、こういう場合、直接の上司である夏子さんにも連絡を入れるべきだったと少し後悔する。
まあ文面からいって怒っている風では無いからいいけど、一応誤りのメールを返信する。

『やだぁやだぁそんなこと気にしないでぇ〜(*^-^*)、、それよりも今晩お疲れ会しない?(^∇^)』
すぐさまに夏子さんから返信が来る。
その中の絵文字がなんだか女子高生みたいで、僕は思わず笑ってしまった。

普段の真面目な夏子さんとは大違いでなんか面白いなぁと思ってしまう。
冬美ちゃんが送ってきた方が合っているとさえ思う。

…で、今夜のお誘いかぁ。
一度夏子さんとは一緒に飲んで醜態を晒してしまったからなぁ…

名誉挽回といきたいところだけど…今いち自信は無いよね;…
またあんな醜態を晒しても、夏子さんは許してくれますかね?…
まあ美玲ちゃんの作ってくれた弁当でも食べて、ゆっくり考えますか…

「あれぇ?…お兄さん、どうしてこんな時間にいるんですかぁ?…」
活きなり玄関のドアが開き、そこには恭介が立っていた…

うぉおい!お前、いたのかよ!

「あれ、お兄さん、どうかしました?そんなビックリした顔で」
「いや…誰もいないと思ったら…」
梓や栞は…とも思ったが、そもそもコイツとは学年も学校も違うもんなぁ。

「あっ、お昼でしたか」
…美玲ちゃんの、あまり見られたくなかったな。

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