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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 753

「ええそれはもう!…」
美咲さんの表情が一転して明るくなる。

どうして別れたのかはよくは分からないけど、美咲さんと巧はいい恋愛をしていたのかもしれないな…

「それはよかった…僕と同じ顔の彼のことを怨んでいたりしたら、なんか気まずいですからね;…」

「ふふふ、柏原さんと巧さんは別物ですから、気にしなくても大丈夫ですよ」
「そうですか…」

美咲さんに見送られてスズタの本社ビルを後にする。
今日はこのまま直帰していいと言われている…おっと、美玲ちゃんに連絡を入れてみるかな…

待ち合わせの喫茶店にやって来た美玲ちゃんは、かなりタイトなセクシーな服を着ていた。

「あれ?…着替えたの?」
こんな刺激的な服を着ているのを見たら、忘れる訳が無いもんね。

「変かしらぁ?…思いきって着て来ちゃったんだけど…」
美玲ちゃんは恥ずかしそうにもじもじと身体を縮め込む…

「別に、ちょっと意外だったなと思って」
美玲ちゃんの私服は初めて見るからね。
「ふふっ、ありがとうございます」
美玲ちゃんはいつも通りの笑顔に戻って椅子に座る。

「今日はお疲れ様でした」
「いやいや」
「うまくいったみたいで良かったです」

もう情報は伝わっているのか?…
「上手くいったかどうかはまだ分からないよ…」

「でも悔いはないんでしょ?…」
「あ、ああ…」
今僕に出来ることは精一杯やったと思う…
だけど悔いがないかと聞かれると、ちょっと微妙だ;

「そんな顔しないで…スズタにプレゼン出来ただけでも凄いことなんですよぉ〜」

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