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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 733

「だったら、もっと早く会いに来てくれれば良かったのに…」
「それはお互いさまだろ…巧だってこそこそ調べたりしないで、直接聞きに来てくれれば…」
「ああそうだな、お互いさまだよな…僕らってやることも似ているんだな…」

確かに…
双子って顔形だけじゃなく行動まで似ているもんなんだろうか…

「…ところで、今名前を挙げた人はみんな知ってるんだろう。巧とお付き合いしていた方もいるんだそうだが」
「…まあ、そうだな」
巧は腕組みしながら短く答えた。

杏さんが並べてくれたお茶を手にとり、一口飲む。

曖昧な応え…
顔と名前が一致しないような顔しやがって…

巧にとっては記憶にも残らない.一夜だけの関係ということか?
まあ彼女たちにしても"陰毛"の問題がなかったら、同じようなものだったかもしれないけど…

「それじゃあ聞いたんだろ?…匠は…知っているんだよな?‥」

「ああ…まぁな…みんなそっくりだって驚いてたよ。ただ、ある一部分だけを除いてはな」
「…ってことは、まさか」
「そのまさか、が正しいかどうかはわからないけど…」
やっぱり曖昧にせざるを得ないのかな。

「僕だって、嫌だったんだ…それのせいで学生時代は苦労の連続だったんだよ…」

それはそうだろう…
「だろうな…僕は想像することしかできないけど…」

「多分匠が考えている以上だと思うよ…結局このせいで修学旅行にも行けなかったし、部活にも入んなかったしな…」
「そ、そうか…」
やっぱ皆と一緒に風呂に入るのも、皆の前で着替えるのも抵抗があったって訳か…

「女だってさ…つい最近なんだ…経験したの…」

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