ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 8
香澄ちゃん、敏感なんだな。
そう思った僕は、身体を洗いつつも香澄ちゃんの身体にエッチな火をつけさせようとする。
スポンジで乳房の周りを優しく撫でながら、片手で乳房を揉みにいく。
「ん…あっ、はぁっ」
香澄ちゃんの口から甘い吐息が漏れる。
僕の行為に、香澄ちゃんは嫌がる素振りを見せることはない。
むしろ、もっとしてほしい…トロンとした瞳が、そう僕に言いたげだった。
泡だらけになった香澄ちゃんの身体…
僕はスポンジを置くと、両手で優しく乳房を包み込んだ。
「もぉぉ〜、ちゃんとスポンジで洗ってくれなきゃぁ…だめぇえ…」
香澄ちゃんは文句を言いながら、赤い顔をして身を捩った。
「スポンジじゃ細かい所まで綺麗にできないだろ?…
本当は人の汚れている所なんて触りたくはないけど、香澄ちゃんの為なら仕方ないよ…」
「匠さん。。」
僕の言葉に感動した赴きの香澄ちゃんに向かい、僕はニッコリと微笑んでみせた。
…ヨッシャァア!
胸内ではカッツポーズを取りながら、僕は乳房を包み込んだ手の平を、円を描くようにゆっくりと動かした。
「んんっ、はぁ…あぁ…」
香澄ちゃんは、ゆっくりと胸を揉み解す僕の手を受け入れてくれた。
「香澄ちゃんは、男の人に胸とか触られるのは初めて?」
「初めて、です…あんっ」
「女の人にはあったの?」
「んっ…エステとか、マッサージとか、定期的にしてもらったり…んあ…クラスメートとかに、悪戯で揉まれたことはありますけど…んはっ」
「へぇ…」
「匠さぁん…」
「何?」
「キス、して…」
「え?…いいの?」
「匠さぁんに…シテ欲しいの…。
匠さぁんにだったら…何だってシテあげられるし…」
うほぉ@@!
シテシテって…香澄ちゃんは意味分かって言ってるんだよね?…
「もしかして、男とするキスも…始めて?」
香澄ちゃんはそれに声を出しては答えず、赤い顔を俯けるだけだった。
…可愛い。
そして、さすが温室育ちのお嬢様って感じだ。
でも…
「僕なんかでいいの?」
そう、香澄ちゃんと僕とでは立場とか、身分?とかに大きな格差、隔たりがあるように思う…
香澄ちゃんは、コクン、と頷いて
「匠さんが、好き…一目見て、こうやって話して、優しくて、私みたいな人間でも、受け入れてくれる包容力があって…だから…」
香澄ちゃんは、頬を赤く染めながら、僕の目をまっすぐに見て、言った。
「私の…初めて…匠さんに…あげる…」