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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 682

「う、うううう…それは…」
佐織ちゃんはさらに顔を赤くさせて、涙目で僕の顔をチラリと見ては俯くのを繰り返す。
「佐織ちゃんが正直に言ってくれたら、僕もその通りにするからさ」
「う…」

佐織ちゃんはしばし考えた後、視線を逸らせながら
「匠と、ひとつに、なりたい…」

“ひとつ”にか…
考えたもんだと感心してしまう…それでもそれでは僕に芽生えたオヤジ心を満足させられる訳もなく;…

「ひとつ?…そんな抽象的な言い方じゃ分からないよ…ちゃんと具体的に言ってくれないかな…」
これじゃあ中年オヤジを通り越して、ただのスケベジジイだよね;…

「う、ううっ…」
佐織ちゃんがいよいよ本格的に泣きだしそうな顔をしだす。
「匠の意地悪…」
…何もそんな顔しなくても。
僕だって佐織ちゃんをイジメたいわけじゃないのに…

「…匠の、お○ん○ん、私の中に、入れても、いい…?」
…佐織ちゃんはそう言うと、また俯いた。

そんな佐織ちゃんの姿を見て、こんなにも可愛い子に"お○ん○ん"だなんて、大凡似つかわしくない言葉を言わせてしまったことをなんだか後悔してしまう;
まあ今の自分のモノは"お○ん○ん"なんて言われる程、可愛いモンじゃないけどね;

「ごめんな意地悪言って…これでおあいこだよな…」
「いいんですか?…こんなことで…」
「当り前だよ。もしかしたら僕なんかより、佐織ちゃんの方が恥ずかしい思いしたんじゃないかな?」

「ふふっ、匠…優しいんですね…というより草食系なんですね?」
可愛らしく微笑む佐織ちゃんだけど、なんかクスクスしながら結構棘のあること言うもんだね。

「佐織ちゃんこそ、僕のこと呼び捨てにする割にはその時躊躇ってるよね?」
「だって男の人を呼び捨てにするのって弟くらいですもん…」

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