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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 674

和彦さんにそういう人がいるなら、僕も応援してあげたいし、もし再婚するようなことがあったら祝ってあげたい。
香澄はどう思うかわからないけど、ちゃんと説明すればわかってもらえる…と思う。

純ちゃんと話しているうちに、体調もだいぶ回復してきたような気がした。
「匠さん、すっかり元気ですね〜」
「もう出ちゃってもいいかな?」
純ちゃんのおかげだね、これも

「私看護師さん呼んで来ましょうか?…何も言わずにいなくなる訳にもいかないじゃない…」
うん、確かにそうだよな…
「あ、それならわざわざ呼びに行かなくても、ナースコールするから大丈夫だよ。」
「そうですね。それじゃあ私はお嬢様の方に先に行ってますね。」

あ、そうだよね…純ちゃんは香澄に会いに来たんだもんね…

ちょっと名残惜しい気はしたけど、純ちゃんだって久しぶりに香澄に会いに来たんだからいろいろ話したいことも…香澄は起きたのかな、話す時間があればいいな、なんて思う。

僕は看護師さんに大丈夫だとの旨を伝え起きてもいいかと尋ねる。
すぐに見にきてくれるとのことで、僕は待つことにした。

いつまでもここで寝てるんじゃダメだもんな…僕だって父親になったんだからな…

まだ自覚は持てないけど、意識しているうちに段々とそう思えてくるだろうからね…

「柏原さん、一応お熱測りましょうね…」
ノックも無しに病室に入って来たのは、まだ歳若い看護師さんだった…

「あ;…なんだかすみません;…」
「楽になさってください…ズボンも緩めましょうね…」

いくつになっても女の人に身体を見てもらうのは緊張してしまう。
ましてや綺麗な人だとなおさらだ。

「肌お綺麗ですねぇ」
「いや…そんなことは…」
「ふふっ、あ、熱は下がってますね〜」
その言葉にちょっとホッとする。

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