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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 647

妹たちに椿ちゃんを紹介し、ソファーに座ってもらう。

「椿ちゃん、ちょっと見ない間にまた可愛いくなっちゃってぇ〜」
啓くん;…君のストライクゾーンの広さには感心するよ;

「お久しぶりです♪。啓くんはぁ相変わらずですね〜」
椿ちゃん;…君も子供のくせに言いますねぇ;…

「へぇ〜弥生さんの娘さんなんだ〜」
「可愛いなー、お人形さんみたいだ」
妹たちも椿ちゃんに興味津々の様子。
弥生さんには小さい頃お世話になったのはみんな一緒だ。

「緑川の娘さんか…アイツもやっと幸せになれたんだな…」
後ろにいる親父も感慨深そうだ。

前の結婚では、子供が出来なかったことを姑に責められて、散々苦労していたんだもんな…

それが海外に渡ってからの二度目の結婚では、直ぐに椿ちゃんを授かったんだから、初めの結婚で子供が出来なかった原因は、弥生さんじゃなくてダンナの方にあったのかもしれないよな…

そう思うと、自分の息子が活けなかったにも関わらず、弥生さん一人を責め、虐めた姑のババアに、ざまあみろって言いたくなっちゃうよな…

「なぁ匠、緑川は…」
「一緒に来てる。でも今はお袋と2人にしてやってくれないかな」
「そうか。それもそうだな」

親友同士、話したいことは山ほどあるだろうし。

「あっ、そうだ」
「どうしたの、椿ちゃん」
「お菓子作ってきたんです!みんなで食べてください!」

バスケットいっぱいのクッキーやらスポンジケーキを差し出す椿ちゃん…
うぉ、流石弥生さんの娘ですね。

僕は一番にそこに手を伸ばし、星形のクッキーを口にほうり込む。
「めちゃくちゃ上手よぉ椿ちゃん!」

僕の言葉に皆が一斉にそこに集まってきた。

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