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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 603

とりあえず前屈みの姿勢でエレベーターに向かう…
彩乃さん;…こうなると分かっていたなら、前もって教えて下さいよ;…

「クスッ…」
エレベーター前でボタンを押してくれる女の子が小さく笑っていた…

やべぉ…
やけに可愛い子じゃなかよ…

おそらく桜ちゃんや舞ちゃんなどと同年代くらいかなぁ…この子はここのスタッフなのか…

エレベーターが屋上までたどり着き、扉が開く。
女の子も僕と一緒に乗り込んでくる。
「何階まで行きますか?」
…今はその笑顔が凶器のようだ。

僕は固まったまま返事をすることが出来ない…
ボタンを押さぬまますぅーと扉が閉まり、その子と2人、密室の空間に閉じ込められる…

「どうなさったんです?…お顔が赤いですよ…」
首を傾げる姿がまた可愛い…
そう思っただけで股間がビクッと律動し、僕は慌ててシャツの裾でソコを隠した。

彼女はくすっと…いや、ニヤッと僕に微笑んだ。
「隠さなくても、大体何がどうなってるかはわかりますよ」
「い、いや、あの、その…」
「お嬢様の婚約者様ですよね?」
「…」
もう、不思議と、言葉を発する余裕すらなかった。

「私、高城茜といいます」

彼女の声にエコーが掛かって聞こえるのは精力剤のせいに違いない;
身体が熱く、全身から汗が溢れ出てくる…

「大丈夫ですぅかぁ?」
驚いた表情で彼女の細い指が伸びて来る。

「うぅっぁ!」
彼女の指が額に触れた瞬間、敏感になった僕の身体は、面白いように"ビクン"と跳ねてしまう;…

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