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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 592

「いえ…いいんです…私の方こそ、匠さんに迫ったというか、誘ってしまったというか…」
エリカちゃんも僕の顔を見ながら謝る。
いや、君は全然悪くないんだ…

「ここじゃ、無理ですよね…」
「まあね…」
紹介してもらって、貸し切りで使わせてもらっておきながら申し訳ないけどね…

「こんなことなら、自分の部屋に行けばよかったですね…」
身支度を終えたエリカちゃんは、僕の手にそっと触れてきた…

「まあ機会はこれからいくらだってあるよ…何たってもうすぐ、同じ屋根の下で暮らすんだからさ…」
そう言い、僕は指を絡めた…

「ふふっ、そうですねっ」
エリカちゃんも微笑み返し、絡めた指に力を加える。

「お嬢様には内緒で、匠さんともっと深く…仲良くなりたいですね」
「ああ、僕もだよ」
おたがい顔を合わせ、笑いあった。

「さて…ここから出ようか」
「はいっ」

それからちょっとの間、僕はエリカちゃんと爽やかな汗を流したのだった。

「やだぁ来ていらしたならぁ、声を掛けてくださいよ…」
張りのある声が室内に響いた。

「あ、彩乃さん。おはようございます。」
夕べはあんなに遅くまで付き合ってくれたのに、もう仕事なんですね…

「よかったらプライベートな個室をご案内しますけど?…」
あ、いえ;…そこから出て来たばっかりなんですけどね;…

エリカちゃんはこの後のお勤めもあるため、先に着替えて別れていた。
僕も久々にこれだけの運動ができて満足で、ちょっと疲れたかな、と思うくらいだった。

「うーん…今日はもういいかなぁ…」
「でしたら、運動の後にちょうどいいサプリメントもありますけど」

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