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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 567

蘭ちゃんが部屋から出ていく。
エリカちゃんは鏡の前に立って髪を梳かしている。

「びっくりしました、匠さん、あの人に何から何までそっくりですから…其処を除いてですけど」
「それって、鈴田巧さんのことだよね?」

「ああやっぱり!匠さんは、ご存知だったんですねぇ!」
エリカちゃんは嬉しそうに振り返る。

「あ、彼のこと知ったのは最近なんだ…僕にそっくりの男がいるって聞いてね…」
そう言ってベッドに腰掛けさせてもらう、立っているよりは見え無いだろうからね;…

「それじゃあ匠さんはお会いしたことはないんですね?」
「うん…」
「ホントにそっくりですよ、その…其処以外は全部、かもしれません」
エリカちゃんは髪を梳かし終え、こちらにやってくる。

「本当ならもう少し見ていたいですけど、何か着るものを用意しないとですね…」

やっとだよぉ…
昨日の夜からだから、こんなにも長い間素っ裸でいたことなんて、今までに無かったもんね…
まあ、酔った時のことは覚えちゃいないけど;…

「ごめんなさい…なんか適当なものが無いんですけど…これでよかったら…」

うぇ?!…
そ、それですかぁ?!…

…エリカちゃんが差し出したのは、一枚のシャツ…だけど、女物だろう、僕には小さ過ぎる。

「ありがとう…でも僕が着たら破っちゃいそうだね」
「じゃあ、こっちは…」
…エリカちゃんの持ち出したのは、バスローブ、何故そんなものが。

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