ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 57
クチュクチュモゴモゴという擬音は、僕にとっては天使の奏でる聖音にも聞こえる。
…香澄ちゃ〜ん、その技こち無い動きが堪らないよぉ〜。フェラは慣れてないもんな〜。
僕はイヤイヤするみたいに頭を振る香澄ちゃんの頭をしっかりとサポートし、ゆっくりと腰を動かした。
コリッ!
…い!、痛てぇー!!
僕は慌てて香澄ちゃんの口から分身を抜き取る。
「もっぉ〜匠さんったらぁ!苦しいって言ってるでぇしょ!!」
…あ、そうだったのね?
「…むぅ。いきなり、困ります…」
涙目で僕を睨みつける香澄ちゃん。
「殿方は、お口ですると悦ばれるのは知ってますけどっ」
…それを知ってるだけで十分すごいよ。
「んっ!あっ、ひゃんっ」
香澄ちゃんが小さく鳴き、身体をくねらせる。
「や、あ、そんな、桜ちゃんっ、あっ、ああ、あん!」
桜さん…なかなかやるな…
その舌の動きは僕も見習いたくなるぐらいに滑らかで、香澄ちゃんの感じるスポットを適格に攻め上げていく。
…もしかして桜さんは、女性とは経験済みかぁな?
考えてみると、香澄ちゃんとの関係は今日が始としても、メイド仲間の舞ちゃんとか、雪ちゃんやら、純ちゃんなんぞという、かなり香澄ちゃんに弄ばれている女の子は沢山いるのだ。
その女の子たちのリーダである桜さんが、メイド同士でこんな関係を結んでいたとしても、おかしくは無いと思えた。
「そ、そんっ…あ、あっ、ひっ!?」
香澄ちゃんの身体がビクッ、ビクンと跳ねる。
桜さんは香澄ちゃんの花弁を指で押し広げ、ソコに舌を這わせて刺激しているのだ。
「ん!あ!はっ、あ…っひぃい!!!」
香澄ちゃん、一気に余裕がなくなる。
瞳は次第に潤んでいき、僕に助けを求めるような表情をする。
…やれやれ、やっと女王様のお許しって訳ですか…
僕は片頬を上げ、ニヒルに微笑む…
伸びる手は迷うこと無く、真っ直ぐに進んだ…
ずっと気になっていた興奮の源へと…
「あぁ!…」
僕がそこに触れた瞬間、桜さんは甘い吐息を漏らした…