ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 557
う〜んと伸びをして身体を起こすソフィアちゃん。
スッピンのお顔がまた可愛らしい。
「おはようございます、匠さん」
「お、おはよう…」
「どうしたんです?格好が不自然ですよ」
「そ、そんなことは…」
前屈みになって、それを気づかれないようにする姿勢は、どう見たって不自然なのは僕にも分かった;…
それでも…いくら平常時を見られているからと言って、この状態を正々堂々と晒すには、あまりにも力不足なのは、尚更分かっていた;…
「どうしたんです?…お腹でも痛いんですかぁ?」
そう言って、身を起こすソフィアちゃん…
ちょっとちょっと;…乳首まで…丸見えなんですけど;…
香澄やアンナさんのように大きな胸ではないけど、均整は取れているし何より細身で真っ白な肌が美しい。
「あ、服ですね?お洗濯は終わってると思いますよ」
ソフィアちゃん、そう言ってベッドから出て僕に近づく。
「あ、いや…」
「ふふ、匠さん、ビシッと立ってくださいよ〜」
ビシッと“勃って”はいるんですけどね;…
仕方なく股間を隠しながらも、猫背になっていた背中を真っすぐに伸ばす…
「あらぁ?…」
瞳を輝かせるソフィアちゃん…;
発見しちゃいましたか;…
「こ、これは自分の意思とは関係なくって;…男の朝の現象ってやつでぇ;…」
「なるほどー、それが日本男児の朝ってことですね〜」
「いや、そういうわけじゃないと思うけど…」
日本男児全てがそうとは限らないからね…
ソフィアちゃんにまじまじと見られて恥ずかしい。
「あの、ソフィアちゃん、服は…」