ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 555
ソフィアちゃんの手が、ギュウッと僕の尻の肉を摘む。
「ちょ、ちょっと…それはないでしょ…」
「うふふ、匠さぁ〜ん」
顔も近づけたのか、猫撫で声で囁くソフィアちゃん。
「一晩だけでいいから、寂しい気持ち、紛らわさせてください…」
「そ、それは構わないけど…僕今日は疲れちゃってて…;」
勃ちそうに無いとは言いにくかった;…
「男の人のお尻って…硬いんですねぇ〜」
おい;僕の話し聞いてないよね?;…
そんな尻を揉まれると、女になった気分になるだろ;…
「ふふ、匠さんって、何から何まで、素敵ですぅ」
ソフィアちゃんはここぞとばかりに僕に甘え、抱きついてくる。
あの、僕は抱き枕じゃありませんよ?
ソフィアちゃんの指が、手のひらが身体中を駆け巡り、ゾクゾクする感じが止まらない。
「う、うわ、あぁ…」
「匠さん…」
「凄く気持ちいいけど…今日はやっぱり…」
「そんなこと気にしないでいいですから…私、こうしているだけで嬉しいんですからぁ…」
やはりソフィアちゃんは純ちゃんとばかりこうやっていたのだろう…
後ろから回ってきた手は、今度は僕の胸板を弄ってきた…
「ちょ、ちょっと…それだと…」
「こうしてると、私落ち着くんです…誰かが隣にいてくれると…純さんも、昔はお姉ちゃんとも…」
ソフィアちゃんは寂しがり屋さんだったんだな。
なんか余計に新しいルームメイトを彼女にあげて下さいと言いたくなる。
「ソフィアちゃ…??」
手の動きは止まり、代わりに可愛い寝息が肌に当たる。