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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 525

その『処理』だって、本人の望まない形での道だったのだろう。
自分から言うなんて僕も考えない。

「どうです?気持ちいいですか?」
「うん、ありがとう…なんか楽になったよ」

彩乃さんの本格的なマッサージを受け、僕はベッドから起き上がる。
なんかスッキリしていい感じだ。

「彩乃さんはこれから…」
「私はお嬢様のところに行きますので…」

香澄のところにか…

香澄は元々そういった趣向を持っているから、彩乃さんにマッサージ以外のサービスを受けるのは充分に考えられるよな…

まあ、人のことはとやかく言えはしないから、あえて聞くのは止めておくか…

「僕はどうすればいいですかね?」
「匠さんは隣の彼女を待っててください。もう少ししたら終わって出てくると思いますから」
「あぁ、はい…」

彩乃さんと一緒にマッサージルームを出る。
入り口の小さな待合室の椅子に座り、水を飲む。

「では、後は」
「はい」

彩乃さんは笑顔で去っていく。

この家に住むことになれば、毎日でもこんなサービスを受けられるんだよな…
そう思うと、自然に頬が緩んでしまう…

「おっ?!匠くん、どうしたんだニヤケた顔して…」
扉が開き、腰にタオルを巻いただけの和彦さんが出て来た。

「あっ…いえ、別に、なんでもないです…」
「気持ち良かったかい、マッサージは」
「ええ、それはもう」
どっちの意味に取られても、間違いではないよね。

「彩乃くんが僕の相手をしてくれた彼女に話をしてあって…匠くんに会いたいそうだ。ちょっと待っているといいよ」

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