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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 468

「他にもあるんですか?…」
「あ、はい…部署の子が作ってくれたものが…」
スーツケースから葉月ちゃんが作ってくれたCG画像を取り出す…

「へぇ〜よく出来ていますけど…ちょっと分かり難いですね…」
「あ、はい;…こういう物は写真や3Dではなかなか伝えづらいものがあります;…」

「そうですね…実物を取り寄せてもらって我が社の男性社員にはかせてみましょうかね…」
「はい…」
三枝さんの言葉にドキッとしてしまう。
しかし彼女は真顔、本気で考えているようだ。

「それにしても、柏原さんもいい身体されてますねぇー」
いきなりほんわか顏になって何言い出すんですか。

「写真の技術がいいだけですよ;…実物を見たらきっとがっかりする筈です…」
確かに葉月ちゃんが、フォトショップで加工をしてくれていた…

「そうなんですか?…他の会社さんでは実際にお見せになっていると聞きましたけど…」
やばっ;…そこまで情報は流れているんですね;…

「あ;、それは穿いたところを見なければイメージ出来ない、年輩のお客様に対してでして…」

「…できれば、私も実物をはいた柏原さんのお姿、見たいですね」
ニコリと可愛らしい笑みを浮かべる三枝さん…

「い、いや、実物が今あるとは限りませんが…」
特に暑くも、熱っぽくもないのに、汗が背中を伝う。
…その新商品、今まさにはいているんですよね…

「そうなんですか?…あれ程薦めておきながら、自分は穿いてはいないとか?…」
「あ、いえ;…」
「ごめんなさい…口が上手いのは営業マンだったら当然ですから、決して柏原さんを責めている訳ではありませんので…」

三枝さんはそう言うと、開いていた手帳をパタンと閉じた…

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