ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 463
嬉しかった。
そして、自然と涙が出た。
自分の本当の息子ではないのに、ここまで育ててtくれた親父。
ある意味自分の身を犠牲にして、お袋と和彦さんを守り抜いた親父。
僕は、こんなにも偉大な男を、見たことはなかった。
そして、親父は僕の最も尊敬する人だというのは、今後も変わることはないだろう。
「ありがとう、親父」
「おう…匠、自分に自信を持てよ」
僕はその言葉を受け、風呂場から出た。
部屋に戻り、ベットで寝ている香澄の横に潜り込む。
「ゴメンな…昨日は連絡もしないで…」
「もういいですてぇ…ちゃんと帰って来てくれたんですもん…それだけで充分ですよ…」
なんていい子なんだ…
栞や梓みたいな嫉妬深い女じゃなく、僕は香澄を選んで本当によかったよな…
「匠さんが、他の女の人と同じように、私を愛してくれれば、それでいいんですからぁ…」
「いや、香澄が一番大切な人だよ」
隣で眠る香澄の頭を優しく撫でた。
そのうち、スゥスゥと言う可愛い寝息が聞こえてきた。
いずれ香澄にも和彦さんと暮らすことを伝えよう。
僕も一緒に眠りについた。
うん?…
まだ夜明けには早い頃…僕は下半身の寒々とした違和感に段々と意識が覚醒していった
「香澄…?お前、何してんだぁよ?…」
僕の股間に頭を埋める香澄…
僕の下半身は既に、パジャマもパンツも踝から抜かれていた;…
「んむっ…んちゅっ…」
股間に顔を埋め、チュパチュパという音を立てながら…
…これは、まさか
「あぁ〜匠さぁ〜ん…おはようございますぅ〜」
ニッコリ笑顔で、僕の分身をご奉仕する香澄。
「香澄…そんなことしなくて…こんな時間に…」
「いいんです…私がしたいだけですから…」
「いや、あのねぇ…」