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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 462

「それじゃ親父にも一応相談してくるかな…」
「そうね…その方が喜ぶと思うはよ…」

「親父は風呂?…」
「ええ、匠の後に入ったけど、もう一度入ってくる?…」

確かに、この家で男同士ゆっくり話せるのって、風呂ぐらいしか無いもんね…

「ま、外からでも話せるし」
「そう」

僕はリビングを出て風呂場に向かう。

親父はまだ風呂の中のようだ。
「親父ー」
「おう、匠か、何だあ?」
「ちょっと、話したいことがあってね…」
「いいぞ、ちょっと待ってな、もうすぐ出るからさ」

「あ、急がないでいいよ…ここで話せるからさ…」
面と向かうより、こっちの方が話しやすい…

「ん?…そうか…それじゃあもう少し暖ったまるとするか…」
「うん、そうしてよ…湯冷めでもすると、お袋に僕が怒られるからさ…」
「なんだお前、母さんに言われて来たんだな…」

う;…まあそんなところではあるけどね;…

「で、話って何だ?」
「うん、僕と香澄の、今後の話」
「それかぁ…それは俺がとやかく突っ込む話じゃないだろ?匠と香澄ちゃんで決めたことをやれば、俺はそれに賛成さ」
「そっか…ありがとう」

よくよく考えると、親父に話して猛反対されたという思い出がないことに気づく。
僕もそうだが、妹3人についても同じ。

「青山の家で、あいつと一緒に暮らすんだろ?俺もそのほうがいいと思ってたよ」

「柏原家を継ぐのは僕だと思っていたのに…なんだか…」
「そんなこと気にするな…青山家に比べたら家なんて小っぽけなもんさ、それにいざとなったら、啓くんにでも婿養子に入ってもらうさ…」
「親父…」
「俺はお前を育てるという楽しい時間を充分に過ごさて貰ったからな…今度はしっかりと青山に親孝行してこい!…」

「おやじぃ!!…」

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