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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 454

キングサイズはあろうかと思う大きなベットに、僕を間にアンナさんと遥さんと3人、川の字に寝る。
宏が元気であった時には正しくここが、夫婦の営みの舞台だったんだろうな…

そんなことを考えると少々複雑だ…
微睡むアンナさんに近付くと、背後に感じる温もり‥‥遥さんが寄り添ってきたのだ。

「匠、くん…」
遥さんはそのまま僕の背中にくっつき、身体を密着させてきた。

寝言?寝惚けて…遥さん、もう寝たのか?
突然の感覚に頭の中が少し混乱してしまった。

一方のアンナさんも腕がこちらに伸び、優しく僕の手を握ってきた。
こちらも可愛い寝息を立てながら。

…少しドキドキしながら、僕も眠りにつくのだった…

翌日‥
昨日と同じ服で出勤したくないという遥さんに付合い、早めにアンナさんの家を出ることになる。

「また来てくださいね‥」
「ああ、宏にもよろしく言ってくれよ。」

自然と手と手が重なり合った‥

「はい。今度は宏さんがいる時に是非…」
「そうだね、僕も彼女を連れてくるよ‥」

そう言いながらも‥アンナさんの身体を抱き寄せてしまう‥

「大好きです、匠さん」
アンナさんの瞳に、きらりと光るものが見えた。

…その後、自宅で着替える遥さんを待った後、いつもどおり出社。
途中で遥さんとも別れて自分の部署のオフィスへ。

「おはようございます」
…といっても、室内に人影は…おっと?

自分のデスクに突っ伏している美玲ちゃん…寝ているのだろうか。

「ぉはぁよぉおさぁん〜…」
僕は小さく声を掛けてみる…

「ふにゅ?…匠さんですかぁ〜?…」
美玲ちゃん…やっぱり寝ていましたね…

「どうしたの?…まさか徹夜で仕事してたって訳じゃ無いよね?…」
僕は首を傾げながら聞いた。

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