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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 450

確かに宏があんな事故に合わなかったらアンナさんと交わることも出来無かったんだよな…
そういった意味では、この運命にも感謝しちゃうよね…

「でもアンナちゃんって本当にいい子でしょ?…」
「はい。宏の嫁さんじゃなかったら、悪いこと考えちゃいそうです;…」

「そうだよね…奥さんのいる匠くんでもそう思わせるんだから、当たり前よね…」
遥さんはそう言ってため息をつく。

「だから、宏の転勤についていかせたくなかったの…ウチの両親もそれを一番心配しててね」
遥さん・宏の姉弟のご両親はとても優しい方というのは僕もよく知っている。
僕に対しても息子のように思ってくれた人たちだから、きっとアンナさんも実の娘のような存在なのだろう。

「アンナに変な虫がつかないよう、私が守らなきゃね」

「それなら僕も協力しますよ。それが宏への罪滅ぼしになりますからね…」
頭を拭いてくれる遥さんの手を取り…立ち上がる…
その勢いで、腰に巻いたタオルがバサリと床に落ちる…

「アンナと寝ていいのは…匠くんのココだけだね…」

遥さんは、僕のしな垂れたソレをそっと握った…

「遥さん…」
照れる僕に向かい、遥さんは優しく微笑む。
「ちょっと…今日は、もう出ないかも…」
「いいよ、私は」
ニコッと笑いながら遥さんは僕の額を指で小突く。

「アンナは今日で2回目、私は匠くんとは3回…後1回アンナとしたら、次は、ね」
「…やっぱり期待してるじゃないですか」
「ふふふ」
遥さんはそう言って、僕から離れバスルームに向かったのだった。

1人になった…
アンナさんは別の部屋で着替えでもしているのだろか?…

辺りを見回すと、アンナさんと宏の仲睦まじい写真が飾ってある。
最近のものか?
暫く会ってはいない宏は、あんな事故に合ったとは思えないぐらいに、男っぷりは増々に上がっていた。

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