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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 449

「あっ!あ、私も、んんっ!あ、イク、いっちゃいますぅ…!」
アンナさんが甲高い声で叫ぶ。
「あ、アンナさんっ!…くぅっ…」
最後の力とばかりに腰をせり出すと、さらに締め付けは強まる。
もう、限界だ。

「ああっ…アンナさん…!」
「あっ、匠、さんっ!!あぁぁああああ…ああっ!!!」

エコーのかかった2人の喘ぎ声が交わり合い、もうどちらの声かも分からなかった…

風呂場だというに汗だくになり…
その汗が床に溜まりを作っていた…

そこにポタポタと落ちていくのは、アンナさんの膣の脇からこぼれ落ちる…僕の精液だった…

「ああっ…匠さん…」
「アンナさん…すごくよかった…」

アンナさんの中から、自らを引き抜く。
どろりとした白濁の液体が、その場に滴り落ちる。
ふらついて倒れそうなアンナさんの身体を、腕を伸ばして支えてあげる。

「匠さんに愛してもらえるから、私は頑張ろうって思うんです」
「僕を必要としなくても、アンナさんはすごく努力してるじゃないか」
「でも…」

微笑むアンナさんの顔を見たら、それ以上は何も言えない。
これから、アンナさんに会うときは、彼女のことを一番に考えよう、そう思いたい僕なのだった。

バスタオルを腰に巻いただけの姿で浴室から出ると、笑顔の遥さんが出迎えてくれた…

あんなにデカい声を出しちゃったんだから、当然遥さんにも聞こえていた訳で;…
やっぱり事の直後だけに、気まずさを感じざる終えない;…
 
「な、なんか…すみません;…」

「いいのよ、アンナが良かったなら」
言葉に困り平謝りする僕に、遥さんは優しく微笑みながらバスタオルで髪を拭いてくれた。

「匠くんもごめんね…宏があんなことにならなかったら、こうすることもなかったから…」
「いえ、気にしないでくださいよ」

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