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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 432

「うぅ;…アンナさんが…」

アンナさんの夫である僕の親友である宏は、事故に合ってインポテンツになっちまった訳で…
男日照りのアンナさんを気づかった義理の姉である遥さんは、その欲望の解消相手に僕に白羽の矢を立てたのだ…

まあ遥さんは、義妹思いといえばそうなんだけど…
香澄に操を立てて1人Hで我慢している僕にとっては、些か迷惑だったりもするんだな;…

でも、アンナさんも苦難続きなんだな。
旦那は種無しな上に出張が続き、さらに今度は単身赴任か…
彼女の気持ちも汲んであげたい気も、心のどこかに存在する。

「アンナも、匠くんに会えたら元気になると思う」
「え?アンナさん、具合悪かったんですか?」
「いや、そうというのか、なんと言うか…」

「まあ僕でよかったら力になりますよ…」
やっぱりアンナさんを無下にすることは出来ないよな…
それにいろいろと世話になっている遥さんの頼みでもあるし…

「そうでなくちゃ!流石、匠くんだぁは〜」
立ち上がった僕の尻を、遥さんはキュッと握りしめた…

仕事を終え、遥さんと一緒にアンナさんの住む家へと向かう。

「奥さんに連絡はした?」
「ええ、一応は…」
先日夏子さんと呑んだとき同様、香澄にメールは送信済みだ。

「アンナさん、宏についていくことはしなかったんですね」
「私がそう勧めたのよ」

しかし、よく考えたらその方が賢明なのは明らかだった。
見知らぬ地で、もし宏の事情が知られようものならアンナさんが寝取られる可能性は高いわけだからね…

「宏は僕とのことは?…」
「それはあくまでも私とアンナ…それに匠くん、3人だけの秘密よ…。宏だってアンナには悪いと思っているんでしょうけど…だからといって男である以上、そう割り切れるものではないは…」

確かに…
いくら不能になろうとも、男のプライドはなかなか捨て去ることなんて出来ないよな…

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