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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 431

そ、そういうこと?

「いや、僕は別に…」
「ふふっ、匠さんは奥さん思いってことですね、男の鑑ですねぇ」
「はは、そんなことないよ…」
可愛い顔して案外言うもんだな、葉月ちゃん。

デスクから離れていく葉月ちゃんの後姿を見送る。
少し乱れた髪…なんだかそれが葉月ちゃんらしく見えて、微笑ましかった。

当然プリッとした形いいお尻に目がいっちゃうのは、男だったら当たり前だよね;…

近いうちにあのお尻をものにする男が現れちゃうんだろうね…

それが自分では無いことが口惜しい気もするけど、それはやっぱり家庭を持つんだから仕方ないよな…

「ふふ〜ん、匠くんは葉月ちゃんが好きねぇ〜」
「ちょっ!?」

代わって現れたのは岩田遥さん(28歳、彼氏アリ?)。
悪友・宏の姉であり、僕の2人目のお相手だったお方。
人事部所属で、僕がここで働いているのも遥さんのおかげである。

「そ、そういうことじゃありませんから…」
「葉月ちゃんには、それでなくても狙ってる男が多いって噂なのよ〜」

「だから僕はぁ!」
「ふふ〜ん、何向きになってのよぉ…葉月ちゃんのお尻見てたくせに〜」

「あ;…それゃあ…僕も男ですから;…」
そこまで見られていたんじゃ、開き直るしか無いもんね;…

「ふふ〜ん…奥さんが妊娠中で…溜まってんだぁ?〜」

ニヤリと笑う遥さん、思わず寒気が走る。

「そ、それは…そんなことは…」
視線が泳ぐ。
「図星だな」
「…うぅ」
悪い香澄。こんな僕を許してくれ。

「ま、相手するのは私じゃないけどね…惜しいけど」
「え?」
「アンナが匠くんに会いたいって…宏が転勤で、単身赴任が決まったみたいで」

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