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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う
官能リレー小説 - 年下

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ほんの少しの勇気で人生って変わると思う 420

「へぇ〜空き家にしておくにはもったいないもんな…」
「はい。いつでも遊びに来てくださいね」
「ああ、ありがとう…」

考えてみると、香涼さんと伊藤さんと最後に会ったのはあの家でだったんだもんな…
あの時誘われるがままに3Pをしていれば…もしかしたら何かが変わっていたかもしれない?…
なんて考えてしまう…

ただ、あの2人の間に僕が割り込めることなんてできたかな、とも思ってしまう。
それだけあの2人はお似合いの夫婦だったのだからね、和彦さんとよりも…

「ふふふ、なんかシケた顔してますなぁお兄さん」
後ろから声をかけられる。
…いや、この声の主、ここにいるはずないのに。
「どうして君がここにいる」
「それは匠さんと同じような理由…私だって関係者だから、遊びに来てもいいでしょ?」

青山家の元メイド、桃山純菜ちゃん(23歳、現在は漫画家)である。

「あ、それもそうだね;…」
なんだか照れてしまう…

純ちゃんとは、正に香涼さんと伊藤さんとの3Pを断った直後にあの家の前で遭遇して、流れでヤってしまった以来の顔合わせだった…

「どう?…漫画の方は上手くいってる?…」
照れ隠しに聞いてみる…

「いやー、おかげさまで。そこそこ人気を頂いておりますぅ」
少し照れ臭く笑う純ちゃん。
「ちょっとネタに行き詰まった感が出たので気分転換にここに参りましたぁ」
…誰もそんなことは聞いておりませんが。

「純さあ〜ん!!」
そこにやってきて純ちゃんに抱きつくソフィアちゃんと萌ちゃん。

その2人の腕を笑顔で振り払い、純ちゃんは香澄に駆け寄る…
;…
まあソフィアちゃんも萌ちゃんも仕方ないよ…
僕のフィアンセは、純ちゃんとそういう関係だったんだもんね;…

そう割り切ってはいたものの、香澄と純ちゃんの熱いハグを見ると、なんだか嫉妬しちゃいそうだ;…

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